保存液の選び方について解説
カラコンには1日で使い捨てるワンデー、2週間使える2week、1カ月使えるマンスリー、1年間使えるタイプのものまで様々な種類があります。ワンデータイプは毎日新しいレンズをつけるのでレンズを外した後のお手入れは必要ありませんが、それ以外のタイプはこすり洗いなどのお手入れが必要です。カラコンのお手入れの基本は、洗浄・消毒・保存。お手入れが不十分だとレンズに雑菌がつきやすくなり、眼病などのトラブルを引き起こすことも・・・。そこで、正しい保存液の選び方・オススメの保存液をご紹介します。
1.お手入れしやすいものを選ぶ
基本的なカラコンのお手入れは以下の通りです。
①洗浄液でレンズをこすり洗いしてたんぱく質などの汚れを洗浄
②レンズケースに保存液を入れ保存
※保存液はこまめに変えて、週に1回程度はレンズケースも洗わないといけません。
忙しい毎日だとお手入れがいい加減になってしまうという人も少なくないようです。そんな人にオススメなのが、洗浄・消毒・保存を1本で行うことができるMPSタイプの洗浄保存液です。レンズを擦り洗いした後、専用のケースに保存液を入れ、保存するだけなので、お手入れしやすいのが魅力です。
2.カラコンに適した保存液を選ぶ
カラコンでは透明なコンタクトレンズと同じ洗浄液を使えないことがあります。過酸化水素系のものの場合、洗浄力が強すぎてカラコンの色素を溶かしてしまう恐れがあります。先ほども説明した通り、カラコンでは1本で洗浄・すすぎ・保存が出来るMPS(マルチパーパスソリューション系)の洗浄保存液がオススメです。『コンプリート』という名称の洗浄保存液が値段もリーズナブルでオススメです。カラコンを買うと小さいコンプリートがレンズケース付きでおまけで付いてきたりします。カラコンに適した保存液を選ばないと、レンズを変質させてしまったり、消耗を早めてしまうこともありますので、気をつけてください。
カラコンに合ったものかどうかきちんと確認してから使うことをオススメします。
3.保存液を過信せず、きちんとこすり洗いをしましょう
カラコンは目の中に直接入れるため、たんぱく質の汚れが付着して雑菌も付きやすく、ケアには注意が必要です。保存液の中には消毒を兼ねているものもありますが、レンズの十分な洗浄とすすぎが基本となります。こすり洗いをせずにカラコンを外してケースに入れて保存液にひたしてだけ・・・という人は要注意。たんぱく質などの汚れが落ちないため、雑菌が繁殖する可能性があります。レンズを長持ちさせるためにも、毎日のお手入れをしっかりと行いましょう。